「栄冠は君に輝く」といえば...
昨日の投稿にも触れたのですが、
私は「栄冠は君に輝く」という曲が大好きです。
それはそれは幼い頃から。
両親がピアノを習わせてくれていたので、最初は自身のピアノ伴奏で歌い、新しい楽器に出会うと必ずその楽器で演奏して、この曲に慣れ親しんできました。例えば小学生で覚えたトロンボーン、中学生で覚えたクラリネットなどなど...でも1番しっくりきたのは、ピッコロリコーダー(小学校で習うリコーダーより更に小さい、可愛い楽器です!)でしたね...本当に夏の甲子園で聴く吹奏楽のピッコロの様に鳴るのです!楽しかったな!
楽器を触らない今では、アカペラで歌い上げる時がそれはもう、至福の時なのですけど、だいたい2番の歌い出し辺りで、ウルウルしてしまいますね、ほんと、好きです...。
とはいえ、いつも自分の歌声に酔っているわけではありません!笑笑
「栄冠は君に輝く」と言えば、この人‼️って思っているアーティストさんがいらっしゃいます。
その方は、1987年から2014年の長きにわたって、ABCテレビの夏の高校野球中継に楽曲を提供されてこられた
西浦達雄さん
その人です。
中継の終わりに聴こえてくる歌声は、球児の心身によって熱せられた甲子園球場と、全力を使い果たした球児を癒すかのように、伸びやかに、爽やかに、そして堪らなく切なく、響いていました。
曲を思うと、その時の大会を思い出しますし、大会を思うと、その時の曲を思い出します。
夏で、高校野球で、朝日系列で、歌っていうと、熱闘甲子園とおっしゃる方も多いかもしれませんね。この番組でも西浦さんの「君よ八月に熱くなれ」が長期間使用されていましたし(のちに笑ってこらえてで有名になる、淀工の演奏バージョンや、他の歌手によって歌い継がれました)、「熱闘!甲子園への道」にも楽曲を提供なさっています。
「熱闘甲子園」のテーマ曲には素敵な曲が沢山ありますね。最近だと、SuperflyさんのOn Your Sideとか、コブクロさんのダイヤモンドとか、大好きなんですよね。...私の作業BGMには熱闘甲子園のテーマ曲も、もりもりっと入っています、笑笑
でも西浦さんの曲は、最近のテーマ曲とは一線を画する部分があって...
熱闘甲子園の曲は、「球児を見る誰か」の目線でメッセージ性が高い曲が多い。野球人以外にも響きそう。
西浦さんの曲は、「球児」の目線で心の吐露の様な曲が多い。より「野球」にコミットしている。
そんな違いが感じられます。
目を閉じてこの歌を聴くと
静かなる甲子園球場で
高校野球の女神様が
今がその時と目覚める様
そんなシーンが想像されて
新しい時が始まる...そんな気がして、力が湧くのです。
「君が明日になる君が夢になる」
このアルバムでは1番のみ収録されています。
「やさしさにかわるまで」
こちらには3番まで収録されています。
「栄冠は君に輝く」をアカペラで堪能する...
お勧めしたいアルバムです。