都市対抗野球中国2次予選が始まります
都市対抗野球中国大会2次予選、出場チームが出揃いました!
先に行われた1次予選を勝ち抜いた8チームが、マスカットスタジアムに集い、東京ドームへの出場権を争います。
軸になるのは、昨年度日本選手権2位のJFE西日本と、ここ数年の躍進目覚ましい、シティライト岡山でしょう。
JFE西日本の河野投手は、今秋のドラフトで上位指名されるであろうピッチャー。今春のJABA大会では、バックネット裏に居並ぶスカウト陣の前で、期待を裏切らないピッチングを披露。自己実現に向けて、前進されています。
今大会でも、その力をいかんなく発揮して頂きたいものです。
シティライト岡山はこのところぐんぐん力をつけてきた印象。
関西高校出身の児山投手が継投で出てくると、あー、勝つな...と感じるほど、チームの勝ちパターンも確立されてきました。
シティライトは自動車販売の会社ですが、バッティングセンターやスポーツ用品ショップも運営していて、選手の方々もそれぞれ勤務されています。
また今年は岡山からショウワコーポレーションが出場します。
このチームは、ショウワコーポレーションがスポンサーをしている岡山県北に本拠地を持つチーム。
1次予選では、三菱自動車倉敷オーシャンズを2-1で破って、2次予選進出を決めました。
今大会はその存在感を示すチャンスです。力を発揮できますように。
大会は5月28日から。
目指せ!東京ドーム!
都市対抗予選が始まっております!
気づけばもう5月も半ば。
〝令和最初の〟という言葉も、そろそろ聞こえなくなってきましたね😊
そんなこんなの日々ですが、各地で社会人野球、都市対抗大会の予選が始まっています。
中国地区は
岡山・島根 (参加5チーム)
広島 (参加9チーム)
山口 (参加5チーム)
この3ブロックに分かれて1時予選が行われ、各ブロックを勝ち上がった8チームで2次予選が行われます。そして上位2チームが東京ドームで行われる本戦⚾️に出場する運びとなります。
すでに、広島と山口の代表は決まっていますよ💁🏻♀️
広島
伯和ビクトリーズ
三菱重工広島
JFE西日本
ツネイシブルーパイレーツ
山口
岡山・島根ブロックは、今ちょうど1次予選の第1週を終えた段階で、第2週の組み合わせは
シティライト岡山 vs ショウワコーポレーション
これを勝ち上がった2チームが2次予選に臨みます。
💫勝ってね、オーシャンズ!
続く2次予選は5月28日より、倉敷マスカットスタジアムにて開催予定です⚾️
岡山の1次予選が行われるエイコンスタジアムは、岡山の北部、美咲町にあります。
県北での主要な試合は、エイコンスタジアムで行われます。
去夏の高校野球県大会で話題になったのが、スタンドにはられた色とりどりのテント⛺️!
スタンドに陽射しを遮る屋根がない為、テントの持ち込みが許可されています。
応援団は各々のテントを持ち込み、陰をつくって⛱全力応援。
また、球場の外には、冷房を効かせたバス🚌が準備してあり、体調管理に利用できるようになっています。
そんなエイコンスタジアムですが、今回リニューアルされました。
来月には、リニューアルの記念試合として大阪桐蔭高校を招いての招待試合が予定されています。
岡山からは、先日の春季岡山大会上位4校が出場!(関西 倉敷商業 倉敷工業 玉野光南)
こちらも楽しみです!
岡山で66年続く定期戦
去る5月8日、第66回 岡山県立東商業高校 対 岡山県立倉敷商業高校定期戦が行われました。
この大会は、毎年この時期、岡山県総合グランドを舞台に開催され、両校の運動部所属の選手たちが技を競います。
朝9時の開会式。全校生徒が一同に会し、パフォーマンスする様子は壮観です。
また、今年の選手宣誓は、倉敷商業野球部⚾️、キャッチャーの岡田主将によって行われました。
(ここ数年、倉商のキャッチャーの方にはとても好感が持てます🍀。いや、キャッチャーは皆さん素敵なんですけどね、特に感じるんですよね。その中でも、岡田主将は筆頭です。)
開会式を終えると、種目ごとに各競技場に分かれて試合が始まります。
野球場では、まず女子ソフトボールの試合から。
スタンドでは、吹奏楽部と応援部、野球部のメンバーがそれぞれの学校を応援しています。
内容は、野球応援と同じ感じです。
ちなみに倉敷商業のチアガールさん達...応援部と呼ばれていますが、この応援部は野球応援しかしません。野球部専属の応援部です。ですが、この定期戦だけは、女子ソフトボール部の応援もするというレアな機会なんですよ😊
さて、白熱したソフトボールの試合は、東商業が序盤の1点を守り切っての勝利🙌🏻 つい感極まり、かつて東商業のマウンドに立っていたOG宛に、勝利を伝える内容のラインを送ったら、「なぜ、君が泣く?」と失笑されたけど...いや、今目の前にある風景に友の姿を重ねると、それはそれはじわじわと...来てね。
やっぱり高校時代って特別な時間だったな...とつくづく思いました。
(ちなみに私、この2校の卒業生ではございません 🙄)
ソフトボール部の挨拶が終わるやいなや、野球部のメンバーがグランド整備を始めます。
この頃だいたいお昼時。応援部、文化部の生徒さん達は、スタンドでランチタイム。私も岡山が誇るキムラヤのバナナクリームロールを頬張りお昼をとります。
野球部試合開始予定は13時。面白いように時間通りの進行。ちゃんとシートノックも7分とってるからびっくりです。
両校とも県大会と同じスターティングメンバー。真っ向勝負です❗️
倉商の先発ピッチャー、木村君。立ち上がりからちょっと不安定。県大会の疲れが出ているのでしょうか。それでもこの試合、結構打たれたのですが、連打は許さず、最少失点に抑えたのは流石に倉商のエースだなと感じさせられました。県大会と同じく、7回からは小原投手が継投しました。
東商の先発ピッチャー、村上君。この日良かったんです❗️
4月の春季地区大会で観た時には、調子が今ひとつ。バタバタしていました。でも定期戦では大人になったような落ち着いた投球で、結果的に2失点。これは上々の出来と言えますよ!春を超えて、成長した証でしょうか😊
〜〜〜東商業と倉商はどちらも岡山の伝統校。
倉商は昭和から平成の時代を通して、岡山の野球を支えてきました。
かたや、東商業は、昭和の時代に岡山の高校野球を牽引し、岡山県勢として唯一、甲子園大会での優勝を経験しています。ですが、昭和の後半から平成にかけて、古豪とも呼ばれる存在になってきました。
正直なところ、東商業は倉商に遅れをとっています。
ところが、この定期戦に限っては、なぜか東商業の方が勝率が高いのだそうです。
(注:去年は倉商の圧勝でした。)〜〜〜
この試合、両校共に序盤に1点ずつをとり、最終回まで膠着状態になります。
迎えた9回裏、倉商の攻撃。先頭打者が3塁打で出塁。
この場面で倉商のバッターボックスには、7番キャッチャー、主将の岡田くん。
前の打席で2ベースヒットを打ち、気力十分で振ったバットが捉えたボールは三遊間を破り、1人生還。
倉商2-1東商 倉商のサヨナラ勝ちでゲームセットとなりました。
試合内容にはそれぞれ課題があります。
打てない倉商
勝ちきれない東商
でもこの日は、それは二の次でいいのではないかと思うのです。
というのも…野球部が試合している中、各競技を終えた生徒さん達が続々とスタンドに集まってきて、席を覆い尽くしていきます。
そして学校一丸になって、仲間を応援する様子はとてもキラキラして。活き活きして。パワー満点で。掛け替えのない高校時代を共に過ごす仲間達と、強い絆が結ばれていく様子が見えるようです。
素敵です。
閉会式では、総合優勝した東商の生徒会長が、誇らしげに優勝旗をにぎり、グランドで両校の運動部の皆さんが肩を組んで、友好讃歌を合唱。
スタンドでもみんな起立して共に歌います。
あぁ、いい景色。
この大会が、今年も無事に行われた事に、感謝。
また来年も、この大会が無事に行われますように...。
岡山春季大会、関西が制す!
5月4日、岡山大会の決勝戦。
関西 000 300 002 5
倉商 010 000 002 3
(写真は去年の秋季中国大会から)
関西高校が優勝しました。5年ぶり12度目です 😊
試合から1日経って、今その録画していたものを観ながらこのブログを書いています。
先制したのは倉商。
試合開始前、「動かしていく」と仰った倉商森光監督、有言実行。
上手なバントで得点します。
先発ピッチャー木村投手は、背番号が秋季大会の10から1へ。頑張られたのでしょうね。
どちらかというと、感情表現が激しい倉商の選手の中にあって、彼は穏やかで。応援したくなるピッチャー。
立ち上がりから安定したピッチングで、関西打線は様子見な感じ。
ですが、やはり今年の関西、打つんです ✊🏻
そして、ここぞという時に力を発揮できる...ここ数年みられなかった...あ!🤫
今日は5番以降下位打線が勇躍。
4回は5番から、ヒット、犠牲フライから、タイムリーが出ての得点。
9回の2得点も2アウトからの奪取。
良くやった!関西。
関西の先発ピッチャーは背番号6を背負う白井投手。
打順も3番を任され、チームの重責を担います。
解説の江浦氏(関西の総監督 😑)曰く、5回まで投げればいいんじゃない?と仰ってましたが、結局完投。
長イニング投げられるピッチャーの存在は、夏大会に向けて頼もしいですね。
2番手で投げられるかな?と思われていた赤穂投手は、外野の守備についてフル出場。打撃力を知らしめました。
関西は守備も上手。
練習試合でも堅守が光りましたが、決勝戦の失策は0。
ちなみに倉商は2。これは倉商らしくない。
KAN的残念だったのは1年生の時から注目している、関西の4番、岩本捕手のバットが湿った事。
そんな日も有る!とも思うけど...次は抜群のバッテイング力を観せてもらおう!
KAN的心配な事は、エース栗原投手を観られなかった事。
夏に間に合いますように。
という事で、6月1日から3日まで広島で行われる中国大会には、岡山からは関西高校1校が出場します。
また、6月8日、9日の2日間、岡山県北部のあるエイコンスタジアムのリニューアル記念として行われる、大阪桐蔭高校を招いての招待試合には、関西高校に加え、倉敷商業、倉敷工業と玉野光南高校の4校が出場します。
ちなみに県ベスト8は、上記、招待試合に出場する4校に続いて、
おかやま山陽
玉島商業
この8校が選手権大会のシード権を得ました。
こうして夏のシード校も決まると、もう熱い夏の気配を感じずにはいられないKANでございます。
春季岡山大会、決勝を残すのみとなりました
春季岡山大会、残念ながら1試合も観戦できないKANでございます。
決勝に残ったのは、昨年の春季大会と同じく、
去年の倉商の決勝進出は、想定通り。
関西の決勝進出は...KAN的にはミラクルでしたが...
今年は...
倉敷商業、秋大会で観た折には、打撃力が課題だなぁという印象。
ピッチャーは、3投手継投を前提とした試合運び。
秋は、我慢が出来ない、精神的な揺らぎが投球に表れていましたが、
この春、ここまで勝ち上がってきたからには、
充実した冬を過ごし、精神的な力も付けて来られたという事でしょう。
対する関西高校。
3月に浦和学院との練習試合を観戦する機会があったのですが、
今年の打線は期待大です。
4番の岩本選手の事は、ぜひ全国の方々に観ていただきたい。
そのフルスイングに、スタンドがざわめく程ですから!
更にこの方、キャッチャーとしても、強肩でピッチャーを助けますよ!
また、エースナンバーを背負う投手が、投げられなかったのですが、
2番手3番手の投手陣がよく投げ、浦和打線を抑えました。
2014年以降、他校に遅れをとった関西ですが、今年は強いからっ!
昭和の時代も平成の時代も、その名を轟かせてきた2校によって、
新時代、令和最初の大会が決せられるまであと12時間ほど。
結果やいかに...
遅ればせながら...JABA岡山大会、観てきました3日間
今年のJABA岡山大会は、お天気にも恵まれ、予定通りの日程で大会を終えました。
昨年の日本選手権準優勝チーム、JFE西日本が優勝を飾っております。
今日は今更ながらですが、岡山大会の事を記録しておきます。
4つの個人賞のうち、3賞が優勝のJFE西日本から
最高殊勲賞 古田 塁 内野手
最優秀投手賞 河野 竜生 投手
敢闘賞が 準優勝のシティライト岡山から
児山 祐斗 投手 (岡山っ子ですねん♪)
JFE西日本の試合でKANが観られたのは、西濃運輸との試合のみですが、隙がなくてですね...強かったです。
河野投手は、危なげないピッチングで試合をつくります。
打線も繋がり、チャンスはものにする。
旬なチームの勝ち方です。
KANが今気になっているのは、準優勝のシティライト岡山。
昨年秋、日本選手権の中国予選も決勝戦はJFE西日本とシティライト岡山の対戦でしたし、この地域での一角を担うチームになってきました。
このJABA大会ではHondaを破っての決勝進出。
どんどん強くなっています。
そして、KANが応援している三菱自動車オーシャンズも、力が上がってきました。
この大会では王子を破り、負けたJR東日本との試合も、悪くはなかったんですよね...。
守備のミスから大量失点に繋がってしまった事が悔やまれます。
数年前は、ズルズルと失点を重ね、コールドで負ける苦しい試合も観てきたけれど。今のオーシャンズにはポジティブな力を感じます。
頑張れ!オーシャンズ!(わかりやすく、贔屓してます)
中国地区といえば、三菱重工広島の名前を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょうか。
長くチームを引っ張ってきた鮫島投手と國本捕手(最近はファーストを守る事が多かったですが)が揃ってコーチ兼任になりました。
鮫島投手については、大阪ガス戦で抑えでのピッチングを観られました。変わらぬルーティンと綺麗なフォームに、今回も見惚れてしまいました。
鮫島投手と國本捕手のバッテリーが大好きでしたので、コーチになられた事に一抹の寂しさを感じます。でもこれも、未来に向けてのステップですねぇ。
Honda やJR東日本は決勝トーナメントに残りはしましたが、決して楽には勝ち上がっていません。
JR東日本の丸子選手、Hondaの辻野捕手のお二人はしっかり仕事されていらっしゃるのだけど、この程度はやって当然と思われるのだろうな...。
そういえば丸子選手、伯和ビクトリーズとの試合で手首にデットボール受けましたが、その後もプレーを続けられたので、大事はなかった模様です。
今年の岡山大会は、総じてレベルが高かったです。
今日からは京都大会が始まります。
社会人野球。
もっと沢山の方に観ていただきたいな。
JABA岡山大会と熊本と
さて、いよいよ本日。
4月16日からJABA岡山大会が始まります。
岡山大会を思い返す時、印象深い試合やチーム、選手の皆さんの事を思い出すのと同時に、思い起こされる事があります。
それは3年前。2016年、第59回大会開催中のことです。
その日は朝からとてもいい天気で、マスカットスタジアムでの3試合を存分に楽しんでいました。
その3試合目。
航空自衛隊千歳 vs 鮮ど市場ゴールデンラークス(現 熊本ゴールデンラークス)は、それぞれ北海道と熊本から、はるばる岡山での大会に参加。こんな遠くまで来てくれて...もう、応援しないではいられない2チームです。
特にラークスについては、大会が始まる直前、KANの実家近くにあるお寺(商売繁盛の神も祀る、神仏合祀のお寺さんです)にチーム皆さんで参拝されていらっしゃって。KANも偶然お詣りに上がっていたので、参道口で一緒になったのですが、皆さんとても爽やかに挨拶して下さって!あー、いかん...好きになってしまうヤツです。
チームの皆さんがお稲荷さんにあがられたのは、母体であるスーパーの商売繁盛を思われての事と思われます。社のおかげで野球が出来る!この想いがあるからこそ、大会前の忙しい中、わざわざ時間をとって参拝されたのでしょうね。大会が行われるスタジアムからは、結構遠いですけども...なんだか素敵です!
そんなこんなで、実はラークスに結構な肩入れ具合だったんです。
そしてその夜。
チームは大会を棄権。
熊本に帰られました。
帰るなり、ボランティア活動を開始。
殆ど野宿のような日を送りながら、家々のお手伝いや、生活に欠かせない物資を販売するために、スーパー機能の復旧に向けて、尽力されます。
その頃、監督から選手の皆さんに向けられたメッセージを記したホワイトボードの写真が、ラークスのFBにアップされていました。
「みんなの頑張りには頭が下がります。ありがとう、感謝。今までの日常が、当たり前の平和な毎日が幸せだったと気付きますね。
〝復旧から復興へ〟まだまだ続きます。
自分たちだけが元に戻ればいいわけではありません。足元だけでなく、広い心で見渡しましょう。
あきらめなければ、必ず野球場に戻る日が来ます。
器のデカい心を持った集団に今こそなりましょう。
我々は、人間であり、社会人であり、男であり、心があります。
感謝を形にする時。自欲を捨て、他人のために力を注ぐ時。
未練は誰にでもある、野球がしたい自分の欲情より大切なこと。
【何のために】【誰のために】【誰のおかげで今がある】
望まれる場所で活動する。それがラークスです。
〝日本一強い心を持った野球部になる〟
新たな目標です。
監督より
当時、生々しい言葉に圧倒され、何度も何度も読み返しました。
熊本はまだ復興の途中。まだまだ傷は癒えていません。
日本全土で災害が発生するたびに、過去の災害が忘れられていくようにさえ感じる昨今ですが、少なくとも私は、JABA大会を迎えるたびに、熊本を想う機会を貰っています。
出来ることは本当に小さなことだけど。続けていきたいです。
そして、このブログを読んでくださる方の中にも、熊本を思い出してくださる方がいらっしゃったら幸いです。