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大好きな野球のあれこれと、日々のときめきを綴ります。

JABA岡山大会と熊本と

さて、いよいよ本日。

4月16日からJABA岡山大会が始まります。

 

岡山大会を思い返す時、印象深い試合やチーム、選手の皆さんの事を思い出すのと同時に、思い起こされる事があります。

 

それは3年前。2016年、第59回大会開催中のことです。

 

その日は朝からとてもいい天気で、マスカットスタジアムでの3試合を存分に楽しんでいました。

その3試合目。

航空自衛隊千歳 vs 鮮ど市場ゴールデンラークス(現 熊本ゴールデンラークス)は、それぞれ北海道と熊本から、はるばる岡山での大会に参加。こんな遠くまで来てくれて...もう、応援しないではいられない2チームです。

 


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特にラークスについては、大会が始まる直前、KANの実家近くにあるお寺(商売繁盛の神も祀る、神仏合祀のお寺さんです)にチーム皆さんで参拝されていらっしゃって。KANも偶然お詣りに上がっていたので、参道口で一緒になったのですが、皆さんとても爽やかに挨拶して下さって!あー、いかん...好きになってしまうヤツです。

チームの皆さんがお稲荷さんにあがられたのは、母体であるスーパーの商売繁盛を思われての事と思われます。社のおかげで野球が出来る!この想いがあるからこそ、大会前の忙しい中、わざわざ時間をとって参拝されたのでしょうね。大会が行われるスタジアムからは、結構遠いですけども...なんだか素敵です!

 

そんなこんなで、実はラークスに結構な肩入れ具合だったんです。

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そしてその夜。

震度7の巨大地震が、ラークスの所在地、熊本を襲いました。

 

チームは大会を棄権。

熊本に帰られました。

 

帰るなり、ボランティア活動を開始。

殆ど野宿のような日を送りながら、家々のお手伝いや、生活に欠かせない物資を販売するために、スーパー機能の復旧に向けて、尽力されます。

 

その頃、監督から選手の皆さんに向けられたメッセージを記したホワイトボードの写真が、ラークスのFBにアップされていました。

 

 

「みんなの頑張りには頭が下がります。ありがとう、感謝。今までの日常が、当たり前の平和な毎日が幸せだったと気付きますね。

〝復旧から復興へ〟まだまだ続きます。

自分たちだけが元に戻ればいいわけではありません。足元だけでなく、広い心で見渡しましょう。

あきらめなければ、必ず野球場に戻る日が来ます。

器のデカい心を持った集団に今こそなりましょう。

我々は、人間であり、社会人であり、男であり、心があります。

感謝を形にする時。自欲を捨て、他人のために力を注ぐ時。

未練は誰にでもある、野球がしたい自分の欲情より大切なこと。

【何のために】【誰のために】【誰のおかげで今がある】

望まれる場所で活動する。それがラークスです。

〝日本一強い心を持った野球部になる〟

新たな目標です。

監督より

 

 

当時、生々しい言葉に圧倒され、何度も何度も読み返しました。

 

熊本はまだ復興の途中。まだまだ傷は癒えていません。

 

日本全土で災害が発生するたびに、過去の災害が忘れられていくようにさえ感じる昨今ですが、少なくとも私は、JABA大会を迎えるたびに、熊本を想う機会を貰っています。

出来ることは本当に小さなことだけど。続けていきたいです。

そして、このブログを読んでくださる方の中にも、熊本を思い出してくださる方がいらっしゃったら幸いです。

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