アフター5.20
選手権大会の中止が決まってから3日。
私の自宅のご近所にある某高校野球部の寮では、
今日も各部屋のベランダには、洗濯物が揺れていて。
自転車に乗った彼らが、歩く私の横を元気に追い越して行って。
それもこれも、これまでと変わらない景色なのだけど。
アフター5.20
現実を受け入れて、
乗り越えていこうとする姿に
私は逞しさを見出しています。
この3日間、後出しジャンケンの様に、甲子園大会を開催する為の様々な意見や提案が飛び交い。
各地では代替え大会の声も多く上がっています。
でも私は、いわゆる思い出作りの大会を開催する事に賛成していません。
もちろん、勝敗が全てだとか、甲子園で戦う事だけに価値が有るとか考えているわけではありません。
ただ、野球が競技である以上。
彼らには仲間と一丸になって、勝負に拘って真剣に戦う場を持ってもらいたいんです。
そうやって魂注ぐ彼らに
心の底から
全身全霊を込めて
渾身のエールを送りたい。
そんな事を思う今宵でございます。