「世界最古の公立学校」のとある年の野球部回顧録
地元では「和気高校」呼ばれているそうです。
この学校は、江戸時代に岡山藩が庶民のための学問所として、現在の備前市に建てた世界最古の公立学校と言われる閑谷学校が前身で、今年、創立から350年になります。
その記念式典が行われたというニュースに触れ、今夜は以前に観た試合の事を回想しています。
〜ユニフォーム、書体も色合いも好きなんです!〜
この試合は、2017年の夏の事。
相手校は、甲子園にも出場経験がある玉野光南高校。
私には印象強い試合で、時々この試合の写真を観ています。
惹きつけられたのがキャプテンで、4番でキャッチャー藤原選手の統率力。
...なんて言うかな、「大将」みたいな存在感。
下級生の選手が藤原選手をサポートすると、笑顔で「ありがとー!」ってお礼の言葉を発するんですけど、お礼を言われた下級生が、それはそれは嬉しそうな表情をされるんですよね。
藤原選手が慕われている様子がうかがえて、なんとも温かい気持ちになりました。
また、勝気そうな同級生ピッチャーには、真正面から向き合う姿勢に力強さも感じました。
野球好き少年が「野球部の主将」になった図を観た思いです。
このキャプテンが率いるチームですから、それはそれは雰囲気が良くて。
グランド上の選手達が、まるで太陽に祝福されているかのように明るいオーラを帯びて見えました。
この時以来、試合を観てそんな風に感じた事がなくて。
とても私的で感覚的な事ですけど。
こんな感覚との出会いも、高校野球の魅力のひとつです。