選抜大会回想
選抜大会が幕を下ろしてはや3日。今更ながらの回顧録です。
...KAN的回顧録なので、試合運びがどうのとか、この選手がどうのとか、ではもちろんございません。
あしからず。かつ、今日はちょっと...黒い事も発信します。
まずは優勝を飾った東邦高校の選手、関係者の皆さん、おめでとうございます!
大会前から、平成最初の覇者が平成最期の大会をも制するか?と注目された東邦高校。
甲子園球場で観た東邦高校の皆さんは、活き活きのびのびした、まさに野球小僧たちでした。
やっちゃった時は、ぺろりんちょして
やってやった時は、どや顔して、笑
上手く行った時は、はっちゃけて
東邦高校で一番印象に残ったのは、テレビ中継で観た時の石川投手の事。
打席に入っている時、キャッチャーが離したマスクを打者が拾って渡す事ってよくあるでしょ?
あの時、ベンチの支持を確認しながらとか、土を足でならしながら渡す方が多いのだけど。
その時の石川投手、キャッチャー向かって
「はいっ!」って、相手の方を見て笑顔で渡してらっしゃったんです。
たったこれだけの事なんだけど。
あー...いいわー。
こんな選手がキャプテンって絶対良いチームよ、うんうん。と思った次第。
元々、バット引きをするとか、試合後に握手をするとか、...高校野球を賞賛する時によく語られますが、KANはこの風潮がちょっと苦手で...
それが高校野球では当たり前!っていうなら、触れる必要がないしなぁ〜というのが本音。
また、その行為にしても、その行動に心が有るからこそ、賞賛に値するのではないかなぁと感じるわけです。(こんな酷いこと書いてますが、その行動を否定しているわけでもなく、いたずらに心根を疑っているわけではありません。私は未来永劫、ゆく久しく高校野球ファンです。念の為)
そういう意味で、今回、石川投手の様子に、目の前がパッと開けたような気がしました。
誰かがやっているからでも、誰かからやれって言われているからでもなく、
当たり前の事として、誰かを思いやってする行動にみえましてね...(o^^o)
素晴らしい試合、素敵な表情、感激する行為、みせていただきました!
東邦高校の皆さん、ありがとうございました❗️
次に、21世紀枠で出場の学校についてです。
昨今、21世紀枠不要論が高まっていますね。...わからなくもありません。
対戦校からすると、ちょっとラッキーと思われなくもないでしょう...が、しかし。今年はちょっと様子が違いましたね。
まず石岡一高校ですね。
ピッチャー岩本選手。ホレボレしました。
KANは写真を撮る時に連写機能を使いません。各選手のフォーム、癖を覚えてピン撮りしています。
ですので、フォームが安定しているピッチャーの方が断然撮りやすいのですが、岩本投手は撮り損ねが...ない!それだけ一定したフォームで投げていらっしゃるって事。この日はアベレージ136キロ位だったと推測しますが、速球と多彩な変化球を同じフォームで投げられると、なかなか打てないのでしょうねぇ。
ちなみにキャッチャーの中山選手はクールな強肩2年生。逸材ですよ!来年に向けて楽しみです!
そしてJR石岡駅から、石岡一高校に向けてのメッセージが素敵でしたのでご紹介。
【手に汗握る熱戦で、テレビから目を離すことができませんでした。昨日は対盛岡附属高校との一戦お疲れさまでした。一夜を明け、石岡へ帰ってきて皆さまはどのような心境ですか?甲子園で野球ができて楽しかった、思うようなプレーができずに悔しかった、など様々に思いがあると思います。いつも改札口から見ていた皆さまがテレビの中で、甲子園という舞台で元気ハツラツと野球をしている姿を見て、勇気と感動を与えていただきました。本当にありがとうございます。さぁ、皆さまには夏の大会という昨日のリベンジをするチャンスがあります。悔しさを胸にまた一段と強くなって夏の大会に臨んでいただけることを期待しています。そして、夏の暑い日、また石岡駅から甲子園へと出発していく皆さまを、私たちが見送る日を今から楽しみにしています。本当にお疲れ様でした。 JR東日本 石岡駅 社員一同 】
地域からの思いやりを力に変えて、また次、頑張らないとねっ!
次に富岡西高校ですが...今回、KANが一番印象に残った学校がこの富岡西高校。
富岡西高校の試合は、野球の原風景を観ているかのような気分になりました。楽しくボールを投げて打って、追いかけて、わっちゃわちゃして、笑って泣いて...。
粟田捕手の第1打席。記念すべき甲子園球場での初打席を チームの雰囲気を和ませるために捧げた彼の一芝居。野球のストレスを野球で解消する高校球児のスピリット。素晴らしいじゃないか!
応援も素晴らしかったのですよー!
KANは3塁側で観戦していたのだけど、真っ赤なアルプスが波打って、吹奏楽の演奏も良く鳴って歌っていました。高校生のパワーをふんだんに感じました。
そんなわけで、今年は徳島旅行をする事にしました!
富岡西高校と野球のまちを観たいから。アイランドリーグ観戦と合わせて、今年の一大イベントにするんだもんね!らん♪
その暁にはこちらに書かせて頂こうと思います。
熊本西高校は残念ながら観られなかったので割愛させていただきます。
次に、美しいなぁと思った事を何点か。
まず龍谷大平安高校、用具の置き方です。
試合前の用具チェックの時、ヘルメットとかずらっと並べるわけですが、平安高校はゴザを敷いて用具を並べています。この心掛け、美しいですね。平安高校以外では見たことがありません。
続いては、ボールボーイのお仕事から、ロジンバックの交換。
こういった細かな作業の1つ1つが、大会進行を支えているのだなぁと感謝の気持ちが湧いてきます。
こちらは松山聖陵のボールボーイさんですね。
ちょっとお茶目なシーンもありました!
かわゆい。筑陽学園ですねぇ。
こちらの学校は、チェンジの時にピッチャーがマウンドに残ってボールをセットされています。ちゃんと文字を上に向けていらっしゃるそうですよ。
今日も思いつくままに書いてしまいました。まだまだ思うことは溢れかえっていますが...笑
KANは高校野球が好きです。
とりわけ、選抜大会が大好きです。
こうして大会が無事に行われる事も、観戦できる事も、どなたかのおかげ様である事に改めて感謝しています。
もうそこまで迫ってきた新時代も、野球好きな人達が、それぞれの形で野球に関わり、野球を楽しむことができます事を願ってやみません。
球児が主役の高校野球がずっと続いていきますように!
希望に溢れる選抜大会がずっと続いていきますように!
心より願っています。
独り言のような回顧録、もし最後まで読んでくださった方がいらっしゃったなら...
心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。